パンドラの玉手箱〜自遊人〜

ルーマニア在住の邦人男性が 野良犬にかまれ１月２９日出血多量で死亡したそうです。

ルーマニアの首都であるブカレストで徘徊する野良犬は１０万匹だとか・・・

当然 人的被害を避ける為の対策（捕獲し処分）がとられ
当然のように 野良犬撲滅反対抗議が起こります。

野良犬撲滅指示が　果たして問題の解決となるのでしょうか・・・
とても疑問で不安で悲しいです。
反対抗議は勢いを増す一方ではないでしょうか・・・
抗議する側も「野良犬を殺さないで」だけでは説得力に欠けているのではないかと・・・
何故　どうして　そうな現状になってしまったのか　その現状はどのような具体策で解決できるのか
両者が前向きに考えなくてはいけないのではないでしょうか。
問題解決の即効性も問われると思います。
殺してしまう事は実に簡単な事です。
人命がまず優先ですから　凶暴な野良犬などは安楽死という選択もやむを得ないかもしれません。
しかし　現状は何十万匹といる野良犬を今すぐ捕獲し　引き取り手のない犬を安楽死させる計画は
税金も時間もかかります。
どんどん新しい命も産まれてしまいます。
結果　いつまでもいたちごっこのように思います。
市当局の産ませない努力も大切に思います。
市当局の努力と活動家達による具体策で　はじめて同じテーブルについて協議できるのではないかとと思います。
私も以前まで「殺さないで下さい」派でした。
しかし、様々な人々と接する事で　全ては

元栓を締める活動

をしなければ何も解決しない事に気付きました。
どうしてなんだろう！何故なんだろうと思う気持ちで一歩踏み出すことがとても大切なんだなって思います。
自分の意識が変わらなければ　相手の意識は変えられません！

ルーマニアでも官と民が一緒に考えたらもっと違う解決策がみいだせると思うのですが・・・



この子犬は 警察・行政と協働により 新しい飼い主に引き取られました。